税理士事務所の仕事はもちろん税金の計算です。
しかし、税理士事務所が税金の計算だけを行っているようでは、お客様さまの信頼を得ることは出来ません。
お客様とその従業員の皆様が骨身を削って利益を出し、
その中から自ら計算して国税を納付するという精神に私共は深甚なる敬意を持っています。
そして、お客様の繁栄こそが、幸せの源泉であり、
そのため我々に何が出来るのか自問自答しつつ日々を送っています。

昭和24年2月18日生
昭和47年3月関西大学 法学部 卒業
同年4月同和火災海上保険株式会社 入社(現・あいおいニッセイ同和損害保険株式会社)
昭和63年9月同社退社
平成7年2月税理士登録 TANI税理士事務所 設立
平成27年1月税理士法人 エール会計 設立

TKC近畿大阪会所属
財団法人/内外財務研究所の理事

【趣 味】
木製帆船作成、散歩、音楽

TKC全国会の基本理念である「自利利他」について、TKC全国会創設者飯塚毅は次のように述べています。
大乗仏教の経論には「自利利他」の語が実に頻繁に登場する。
解釈にも諸説がある。その中で私は「自利とは利他をいう」(最澄伝教大師伝)と解するのが最も正しいと信ずる。
仏教哲学の精髄は「相即の論理」である。
般若心経は「色即是空」と説くが、
それは「色」を滅して「空」に至るのではなく、「色そのままに空」であるという真理を表現している。
同様に「自利とは利他をいう」とは、「利他」のまっただ中で「自利」を覚知すること、
すなわち「自利即利他」の意味である。
他の説のごとく「自利と、利他と」といった並列の関係ではない。
そう解すれば自利の「自」は、単に想念としての自己を指すものではないことが分かるだろう。
それは己の主体、すなわち主人公である。
また、利他の「他」もただ他者の意ではない。
己の五体はもちろん、眼耳鼻舌身意の「意」さえ含む一切の客体をいう。
世のため人のため、つまり会計人なら、職員や関与先、社会のために精進努力の生活に徹すること、
それがそのまま自利すなわち本当の自分の喜びであり幸福なのだ。
そのような心境に立ち至り、かかる本物の人物となって社会と大衆に奉仕することができれば、
人は心からの生き甲斐を感じるはずである。

page toppage top